体操ってきくと、みなさんどんなイメージがありますか?
おそらく、ラジオ体操とか準備体操とか、ちょっとした体の動きだけをともなうものだって思っていますよね。
でも、その感覚は間違っています。
なぜなら、ラジオ体操だって、真剣にやったら、本来は汗だくになるのですから。
ここでは、まずは体操とストレッチやトレーニングを比較し、合わせて、おすすめのダイエット体操を紹介していきます。
「体操」って、トレーニングやストレッチとは違うものなの?
トレーニングやストレッチって、どんなもの?
わかりやすく説明すると、トレーニングとは、筋トレなどでおなじみのように腕立て、腹筋、そして、体幹トレーニングや、器具を使ったベンチプレス、鉄アレイなどのようなものです。
つまりは、筋肉にある程度の負荷が、場合によってはかなりの負荷がかかる行動をいいます。
一般的には、結構ツライものが多いという感じではないでしょうか。
一方で、ストレッチは、簡単にいえば、硬くなった筋肉をゆっくりと伸ばしていき、柔軟性を高めて、可動域を拡大したり、血液循環を促進したり、ときにはリラックス効果もあったりと幅広い効果を期待するものです。
一般的には、ストレッチは、負担も軽く簡単にできるものですね。
体操との違いはあまり気にする必要はなし
体操というと、やっぱり柔軟体操のイメージが強く、ラジオ体操のように「1、2、3」という感じでリズムをつけて、行なっていく感じで、関節可動域を広げたりするイメージですよね。
そんな感じからも、なんとなくレベルの低い方法だと思っている人もいるかと思うのですが、そんなことはありませんよ。
柔軟体操は、ストレッチの中の動的ストレッチというものの一部ともいえるのです。
ストレッチには、反動で筋肉を伸ばす動きのものがあり、それを動的ストレッチと呼んでおり、ほとんど柔軟体操と同じようなものです。
実際に、ラジオ体操にも反動を利用した、体操がありますよね。
そのため、体操と名のある手法において、内容によってはストレッチと変わらないものがあるのです。
名称が「◯◯体操」って名前でも、やってることはストレッチだったりすることが、多々あります。
なので、体操の中身をしっかりチェックして、自分の目的にあったものであるかどうかを考えることがまずは大事になってきます。
元祖ラジオ体操こそ、あらゆる筋肉をほぐしてくれる
まずはしっかりと、正しくやることが大事
ラジオ体操は、子供のころから誰でも行なっている、日本でももっともメジャーな体操だと思います。
だからといって、簡単だから、すぐにダイエットできるって思ったら、甘いですよ。
子供のころは、なんとなく適当にやっていたんじゃありませんか?
ダイエット効果が得られるためには、しっかりとやらなくてはなりません。
何をしっかりかといえば、要は、動きの一つ一つの動作を正しく行うことが大事になってきます。
例えば、その正しさというのは、手をしっかり伸ばすこと、息を吐いたり吸うのもしっかりやること、スピードもちゃんと強弱つけて体操することです。
おそらく、これだけしっかりやれば、かなり疲れますし、汗もかきますので、ダイエットにつながる理由がわかるかと思います。
ラジオ体操のやり方
ラジオ体操はみなさんどんなものかはわかっていると思いますので、ここでは手順については詳細には記載しませんので、しっかりとチェックをしておいてください。(参照@かんぽ生命「ラジオ体操の動きの解説」 http://www.jp-life.japanpost.jp/aboutus/csr/radio/abt_csr_rdo_guide.html)
ポイントは「しっかりと正しく」やることなので、このような図解でしっかりとポーズがわかるものをみながら完璧に行えるようにしましょう。
ラジオ体操のコツは、朝ではない!?
ラジオ体操は朝やるものというイメージを持っていませんか?
ある意味正しいのですが、ここではダイエットメインで考えるので、ベストなのは夕方の16~18時の時間帯になります。
この時間になると、人間が最も体温が高いのです。
そのために、このタイミングで体を動かすことでカロリーの消費効果が、断然アップして、ダイエットにつながります。
さらにラジオ体操を行う回数は、3回を目標にすると、よりいっそうの効果が望めます。
ぺたんこお腹体操で、ウエストを引き締め、ペタンコに!
ぺたんこお腹体操ってどんなもので、どんな効果?
ぺたんこお腹体操は、すごく簡単な努力で、抜群のウエストやせ効果が得られる可能性のあるダイエット体操です。
なぜなら、引きしまったバキバキの腹筋や、くびれたウエストを作るためには、必要な筋肉を鍛えることができるからです。
必要な筋肉とは、腹斜筋、腹直筋、腹横筋の3つで、特に腹斜筋と腹横筋の2つが大事な筋肉となってきます。
この筋肉たちは、お腹の縦、横、斜めに存在しており、ぺたんこお腹体操によって、あらゆる方向からお腹についてしまった脂肪を燃やすことができます。
これから紹介する、人間ぞうきん体操と椅子腹筋体操によって、くびれてやせられますし、さらには便秘改善にも効果的だといわれています。
人間ぞうきん体操
①基本:姿勢を正して両足を肩幅に開いて立ち、胸の前で写真のように手を合わせて、ゆっくりと息を吸う。
②5秒キープ:ゆっくりと息を吐きながら、体を右にねじって5秒キープ(呼吸はふつうにする)。両手のつなぎ目が、常に胸の中心にくるようにし、地面と平行に動かす。軸(背骨)はまっすぐキープ。
③5秒キープ:ゆっくりと息を吸いながら1の基本姿勢に戻ったら、ゆっくりと息を吐きながら、今度は左に体をねじって5秒キープする。
④1~3を1セットで朝夜10回行う。
注意:腕だけ動かしたり、足を持っていかれない。体をねじるとき、両足とも同じ力で踏んばって立つ。
椅子腹筋体操
①椅子にすわり、腹筋を使って右足を地面から上げて30秒キープ。太ももが椅子から少しでも上がればOK。椅子をつかんでもよいが、腰が反らないように注意。左足も同様に。
②慣れてきた人は。慣れてきたら両足いっぺんに行う。30秒。さらに椅子から手を離せるとなおよい。ただし、腰に負担がかかるようなら片足ずつ行う。
③必ず、足を上げて30秒キープ、朝夜行う。
注意:ふかふかのソファより、かための椅子を使う。背もたれに寄りかかったり、体が斜めになったりしないように、常に姿勢を正して腹筋を意識してやろう。
ガス抜き体操で、気になる膨満感ともおさらば!
ガス抜き体操の理論は、どんな感じ?
毎朝続けて、スッキリしなければならない、お通じですが、そうもいかないのが悩ましいところです。
そんな人の多くは、便秘とともに、お腹の中にガスがたまって、膨満感に苦しんでいると思います。
そんな人に大きな声ではいえませんが、オナラをまとめ出しするという習慣作りにこのガス抜き体操が効果的なんです。
効果としては、腸を圧迫して働きを弱め、オナラを出し切るという方法で、ガス抜き体操ですが、あくまで目標は便秘改善です。
そして、その先にダイエット効果がまっています。
ガス抜き体操は、効果はあるの?
ガス抜き体操を5分ほどつづけると、腸がゴロゴロと音を立てはじめます。
そうすると、オナラをしたくなってくるのです。
そして、オナラが出れば、つづいて便も出したくなってくるでしょう。
なかなかオナラが出にくく膨満感に悩まされ、便意もおこらないという人は、大抵の場合、腸の機能がかなり弱っています。
そんな人にこそ効果的で、毎朝、このガス抜き体操を続けることで、快調な腸になりますし、夜寝る前に行なっても、ガス抜き効果を発揮してくれます。
少し汚い話ですが、しっかりと続けていくと、勢いのいいオナラがでてくるようになります。
この音こそ、あなたの腸が健康になったという知らせだといわれています。がんばりましょう!
方法(@https://health.goo.ne.jp/diet/howto/mov_knk0007_c.html)
①うつぶせになって両腕を組み、そのうえにあごを乗せる。
直角に曲げた膝下に座布団を敷き、高くして、足の裏が天井と水平になるよう伸ばす。②①の状態からかかとでお尻をたたくように、膝を曲げる。これを5~10分繰り返す。慣れないうちは、かかとがお尻につかなくてもOK。
体験談
いまから10年ほど前、体力というか筋力が衰えてきていたのでしょうか。便意はあるのですが、なかなか出なくなって。1回に20分はかかるし、スッキリしなくて気持ち悪くてしかたありませんでした。
そこで、食物繊維をたっぷり含む野菜を食べるようにしたんです。けれども、それほど便通がスムーズになったわけでもなく、かえっておなかにガスがたまってしかたがなくなってしまいました。
とくに解決策も見つからず、会社などでオナラをもらしてしまったらと考えると、ずっと不安で。ですから、昨年、雑誌でガス抜き体操の記事を見て、これだって思ったんです。
実際に、試してみると苦しくもむずかしくもない体操なのですが、確かに終わったあとは、おなかがゴロゴロとなって、そのまま大きなオナラが出ます。私は朝起きたときと、夜眠る前にこの体操をしているのですが、一気にブッと出すと、スッキリして、もう快感です。
しかも、何日かつづけていたら、朝、オナラを出し切ったあとに、つづいて便意も起こるように。これも空気鉄砲から玉が出るように、ポンと出るから不思議です。
朝、腸をからにしてから会社に行くと、気分も体も軽くて、仕事まではかどります。また、食事もおいしく感じるので、食も進むのですが、とくに太ることもなくて、20代のころと同じ身長155cm、体重47kgの体型を維持しています。(g00ヘルスケア https://health.goo.ne.jp/diet/howto/mov_knk0007_d01.html)
ごろ寝ダイエットで、手抜きで簡単にダイエット!
引き締めながらやせられるのに、簡単なダイエット方法
ごろ寝ダイエットは、まさにものぐさなあなたにこそ、もってこいのダイエット方法です。
それこそ、布団で、ソファで、リビングでと、どこででも行うことができます。
どこでも気軽に体操をできちゃうのが、この「ごろ寝ダイエット」のメリットです。
種類も豊富なので、いろいろと試しながら、自分で痩せたい部位を重点的にやったり、全部しっかりとやってバランスのよい体を目指したりと工夫してみてください。
方法(@https://health.goo.ne.jp/diet/howto/mov_no1/2.html)
<足開き体操>
①あおむけに寝て、足を肩幅に開き右足を10cm上げる。
肩幅程度に足を開き、そのまま右足を約10cm上げ、足首をすね側にそらす。左足は力を入れず、リラックスさせて。②右足の足首をそらしたまま床と平行に30cm開き1秒止める。
右足を約30cm開き1秒間止め、再び元の位置に戻す。このとき、床に足をつけないように。ここまでで1回。左足も同様に。③右足7回・左足7回で1セット。
注意:足首は手前にしっかりそらす!足首をしっかりそらすことで、ふくらはぎにさらに効く!
<足上げ体操>
①あおむけに寝て足を肩幅に開き右足を斜め上に、あおむけに寝て足を肩幅に開く。足首はそらさず自然な状態で、ひざを伸ばし、体の中心に向かって斜め上に上げる。
②右足をできるだけ高く上げ1秒間止める。右足を高く上がるところまで上げたら1秒間止め、元の位置に戻す。このとき、足は床につけてもよい。これで1回。左足も同様に。
③右足7回・左足7回で1セット。
注意:足首は自然なままでOK!足首はそらさずに、力を入れず自然なままでよい。できるだけ高い位置まで足を上げる。ももの裏側によく効くように、足はできるだけ高い位置で1秒静止。
<上体起こし体操>
①あお向けに寝てひざの裏から太ももを抱え、起き上がる。あおむけに寝て右ひざを曲げ、ひざの裏から太ももを抱え込む。
②右足に軽く反動をつけ腹筋を使って起き上がる。左足が床から離れないようにして、右足に軽く反動をつけ起き上がる。そのままの姿勢で再び寝転び、再び起き上がる。
③右足10回・左足10回で1セット。
注意:腹部に力を入れ勢いよく起き上がる。起き上がるときは勢いよく!この瞬間に腹筋が作られる。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
体操という言葉だと、あまり身体的に影響がないようなイメージがありますが、しっかりと筋肉や腸にも影響を及ぼせる効果を生み出せる方法があることを分かっていただけたかと思います。
そもそもラジオ体操も真剣に完璧にやれば、ヘトヘトになってしまうような体操なのです。
ここで、あげた体操はどれもやりがいのあるものばかりですので、焦らず、じっくりと正しく体操を行なって、理想的な体にもっていきましょう。